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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻1号

1988年01月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

角膜表層穿刺注)の奏効した糖尿病性角膜症の3症例

著者: 細谷比左志1 田野保雄1

所属機関: 1国立大阪病院眼科

ページ範囲:P.13 - P.16

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 角膜表層穿刺が奏効した硝子体手術後の難治性糖尿病性角膜症(角膜上皮接着障害)の3症例を報告した.この角膜表層穿刺は,器具としてディスポの26G針が要るだけで非常に安価で,容易でかつ安全で有効な方法である.オリジナルの方法では,まっすぐな20G針をそのまま使用するので,角膜穿孔の危険があるが,先端部を二段にまげた26G針を使う我々の方法であれば,角膜穿孔の危険はなく安全に行うことができる.
 再発性角膜上皮びらんをはじめ種々の角膜上皮接着障害に試みるべき方法であると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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