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臨床報告
結膜炎の抗クラミジア特異抗体の検討
著者: 青木功喜1 池田裕2
所属機関: 1青木眼科 2池田眼科
ページ範囲:P.39 - P.42
文献購入ページに移動感染症の特異抗体としてのIgG,IgM,IgAのうち,IgMはクラミジア眼感染症においては一般に陰性であり,診断的意義は低い.しかしIgG,IgA抗体価自体と時間的推移など条件を決めて利用すれば,その診断的応用も可能である.
正常者とトラコーマ瘢痕期の患者群を対照として,クラミジア分離と抗原の検出と共に結膜炎患者のクラミジア特異抗体の検討を行い,単一血清抗体の診断条件をIgG 0.71(ELISA),160倍(FA),64倍(I-PA),IgAは16倍(I-PA)とした.なお血清採取が容易でない新生児や乳幼児では,涙液中のIgG (ELISA)が0.17以上では意義がある.
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