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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻1号

1988年01月発行

臨床報告

外傷性低眼圧症の手術治療経験

著者: 浅井源之1 辻口玲子1 宮谷寿史1 谷口康子1 越生晶1

所属機関: 1厚生連高岡病院

ページ範囲:P.43 - P.47

文献概要

 鈍的眼外傷後に毛様体解離による低眼圧が持続した症例に毛様体ジアテルミー凝固,虹彩根部強膜縫合,前房内空気注入を行い良好な結果がえられた.また自験例ならびに従来よりの外傷性低眼圧症についての報告からその治療法について考察した.
 外傷性低眼圧症で保存的療法では改善が見られない場合は,なるべく早期に手術的に回復を試みる.毛様体解離が小さく狭い例では解離部へのアルゴンレーザー光凝固を行い,毛様体解離が大きかったり光凝固が無効な例では毛様体強膜縫合あるいは虹彩根部強膜縫合と毛様体ジアテルミー凝固の併用が良い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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