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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻1号

1988年01月発行

臨床報告

増殖性硝子体網膜症に対する硝子体手術網膜切除術の成績

著者: 荻野誠周1 北岡隆2 原田隆文3

所属機関: 1愛知医科大学眼科学教室 2京都大学医学部解剖学教室 3島田市民病院眼科

ページ範囲:P.57 - P.60

文献概要

 裂孔原性網膜剥離に併発した増殖性硝子体網膜症45例45眼に対して,網膜の復位を得るために,網膜切除術を施行した.気圧伸展により網膜切除の必要な範囲を決定した.切除範囲は60度から360度であった.切除後ほとんどの例ではシリコンオイルタンポナーデと汎網膜キセノン眼内光凝固を施行し,シリコンオイルは平均17日で除去した.最低12カ月の経過観察の後,網膜復位は25眼56%に得られ,復位しかつ視力0.01以上は20眼44%に得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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