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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻12号

1988年12月発行

文献概要

臨床報告

食餌療法により軽快したガラクトース白内障の1例

著者: 山口慶子1 原敏1 成沢邦明2 相川純一郎2 早坂征次3

所属機関: 1東北大学医学部眼科 2東北大学医学部小児科 3島根医科大学眼科

ページ範囲:P.1356 - P.1361

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 食餌療法により軽快したガラクトース白内障を経験した.ガスリー法陽性,ボイトラー法陰性で,血中ガラクトース値117mg/dlと高値を示した.白内障以外に臨床的に異常所見はなく,赤血球galactokinase活性の低値があり,生後1カ月でgalactokinase欠損型ガラクトース血症と診断された.ただちに,ガラクトースを除去した食餌療法を開始したところ,7日後には血中ガラクトース値はほぼ0mg/dlとなり,尿中還元糖も陰性となり,約30日後には水晶体混濁は著しく減少した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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