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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻12号

1988年12月発行

文献概要

臨床報告

両眼に先天性の著明なぶどう膜外反と瞳孔開大および先天緑内障を伴ったAxenfeld-Rieger症候群の1症例

著者: 鈴木康之1 新家真1

所属機関: 1東京大学医学部眼科

ページ範囲:P.1379 - P.1382

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 我々は両眼に著明な先天性ぶどう膜外反と瞳孔開大,さらに先天緑内障を伴ったAxenfeld-Rieger症候群の新生児の症例を経験した.先天性のぶどう膜外反は後天性のものに比して,非常にまれであり,またAxenfeld-Rieger症候群に伴う先天性ぶどう膜外反の報告はさらにまれである.しかし,Axenfeld-Rieger症候群において本症例のような著明な先天性ぶどう膜外反と瞳孔開大を伴う例があるということは,Axenfeld-Rieger症候群の成因の研究に何らかの手掛かりを与えると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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