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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻2号

1988年02月発行

文献概要

特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (1) 学術展示

結膜炎から分離されたヘモフィルス属のベータラクタマーゼ産生率

著者: 秦野寛1 堀武志2

所属機関: 1横浜市立大学 2秦野赤十字病院

ページ範囲:P.146 - P.147

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 緒言 1974年,Khanら1)により,小児の髄膜炎と肺炎から,ベータラクタマーゼによるインフルエンザ菌のABPC耐性株の出現が世界で初めて報告された.以来,ベータラクタマーゼによる本菌の耐性について,いくつかの報告が他科でみられているが2),結膜から分離されたヘモフィルス属(Haemophilus influen-zae,およびH.aegiptius)についてのベータラクタマーゼ産生能と薬剤耐性についてはよく知られていない.そこで,今回我々は,Haemophilus属による結膜炎の性別,年齢分布,季節性などを調べるとともに,結膜から分離された本菌株のベータラクタマーゼ産生率を調べ,同時にその薬剤感受性について検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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