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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻2号

1988年02月発行

文献概要

臨床報告

帯状角膜変性症に対する角膜表層切除術の効果

著者: 切通彰1 近江源次郎1 大路正人1 木下茂1

所属機関: 1大阪労災病院

ページ範囲:P.165 - P.167

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 帯状角膜変性症に対して角膜表層切除術を施行し長期間経過観察を行った.対象は3例5眼で,角膜表層切除術後2カ月,術後1年および最終観察時における表層切除された透明部分の面積を前眼部写真よりトレースし,ディジタイザーにて測定した.結果は全症例において術後の各時期における面積に有為な差は認められなかった.また表層切除部位における角膜上皮下混濁の再発も認められなかった.以上より原因疾患の消失した帯状角膜変性症に対する角膜表層切除術は,安全で長期的にも有効な術式であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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