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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻4号

1988年04月発行

文献概要

特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

SRK式の信頼度について 術前屈折値の影響

著者: 近江源次郎1 岡本仁史1 大路正人1 切通彰1 木下茂1

所属機関: 1大阪労災病院

ページ範囲:P.391 - P.393

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 Sanders-Retzlaff-Kraff (SRK)式より求めた眼内レンズ度数と,術前に所持していた遠用眼鏡度数を術前屈折力と仮定することにより算出される眼内レンズ度数とを比較検討した.対象は術前に遠用眼鏡を使用しており,後房レンズ移植術を施行された98眼であった.その結果,術前の屈折値から算出された眼内レンズ度数とSRK式による値との間に差が認められる症例においても,SRK式は信頼できるものであった.すなわち,術前屈折値は水晶体による屈折変化の影響を受けていると考えられた.水晶体性遠視は前極白内障,皮質白内障で多く認められ,水晶体性近視は核白内障が主であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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