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臨床報告
晩発性に急性緑内障発作を起こした後部型第一次硝子体過形成遺残と考えられる1例
著者: 横井則彦1 久山元2
所属機関: 1京都府立医科大学眼科 2京都第一赤十字病院眼科
ページ範囲:P.585 - P.588
文献購入ページに移動眼底には乳頭から前部硝子体,毛様体近傍に至る硝子体中の索状物を認め,さらに黄斑部領域の色素性の網脈絡膜の変化,および網膜血管の白鞘化などから後部型第一次硝子体過形成遺残に発症した急性緑内障と思われた.
摘出水晶体は比較的小さいが厚みをもっており,膨脹白内障に,小眼球に伴いやすい浅前房が影響した結果,緑内障発作を招来したものと考えた.
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