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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻6号

1988年06月発行

文献概要

特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著

角膜内皮炎の臨床病型分類の試み

著者: 大橋裕一1 真野富也1 本倉真代1 木下裕子1 木下茂2 切通彰2 大路正人2 近江源次郎2 下村嘉一3 松田司3 井上幸次3 眞鍋禮三3

所属機関: 1関西労災病院眼科 2大阪労災病院眼科 3大阪大学眼科

ページ範囲:P.676 - P.680

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 最近,角膜内皮炎という疾患単位が認識されつつあるが,それは臨床的には極めて広いスペクトルを有したものであり,共通な特徴を持ったいくつかの疾患群の集合である.そこで,我々は最近3年間に経験した角膜内皮炎の症例21例についてレトロスペクティブに検討し,文献的な考察もふまえて,これらを,進行性周辺部浮腫型,傍中心部浮腫型,急性中央部浮腫型,および虹彩毛様体炎型の4つの臨床病型に分類した.特に,前3者のタイプの角膜内皮炎が急増していると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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