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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻6号

1988年06月発行

文献概要

特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学術展示

難治性ベーチェット病のシクロスポリン療法—その効果と副作用について

著者: 高橋義徳1 小暮美津子1 若月福美1 大曽根倫子1 小黒祐子1 金井久美子1 福田尚子1 蔵並貴子1 島川真知子1

所属機関: 1東京女子医科大学

ページ範囲:P.710 - P.711

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 目的 シクロスポリン(cyclosporine,以下CYA)は真菌の一種であるTrichoderma polysporumの代謝産物で,分子量1202のcyclic peptideである1).免疫抑制作用をもつことから,種々の臓器移植に応用され,良好な成績をあげている2).眼科領域では実験的自己免疫性ぶどう膜炎の発症を完全に阻止した3)ことから難治性のぶどう膜炎の治療に応用されるようになった4).私達は従来の方法では治療の困難な眼底型病変を有するベーチェット病(以下B病)にCYAを用い,その効果と副作用について検討し,新たにいくつかの知見を得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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