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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻6号

1988年06月発行

文献概要

臨床報告

Nd:YAGレーザーにて硝子体索状組織切断を行った増殖性糖尿病性網膜症の1例

著者: 宮本孝文1 大原國俊1 大久保彰1

所属機関: 1自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.721 - P.724

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 Q-switched Nd:YAGレーザーを用いて,牽引性網膜裂孔および牽引性網膜剥離を合併した糖尿病性網膜症に対する硝子体索状物の切断を試みた.使用した機器はCoherent社製Nd:YAG laser,コンタクトレンズはPeyman lens(焦点距離25mm)を用いた.切断面は網膜面より約2〜6mm離れた緊張した索状物に設定した.照射出力は4.0から5.6mJ,照射回数は約1,000発を要した.術中エイミングが困難であり照射回数の増加を見た.術後硝子体索状物の切断と牽引の減弱が確認でき,術中・術後の合併症は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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