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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻6号

1988年06月発行

文献概要

臨床報告

トラベクロトミーを併用した後房レンズ移植術の追跡

著者: 筑井久美子1 溝上国義1 石井好子2 金谷いく子2 前田敏孝3 鎌尾恒幸4

所属機関: 1神戸大学眼科 2兵庫県立成人病センター眼科 3石川島播磨病院眼科 4川崎病院眼科

ページ範囲:P.729 - P.731

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 白内障,緑内障合併症例に対しtrabeculotomyを併用した水晶体嚢外摘出術,後房レンズ移植術(triple procedure)12例13眼を行い,術後7カ月から27カ月に及ぶ追跡を行った.本手術は,眼圧のコントロール,視野,視力予後は良好で,有効な手術であると考える.術後乱視も追跡最終時で平均0.88Dであった.しかしながら,末期視野障害症例に対する視力予後はあまり良好ではないという結果であった事より,中期までの緑内障症例に対して試みられる手技であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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