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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻7号

1988年07月発行

文献概要

特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (6) 学術展示

Sclerectomy & sclerostomy (Gass)が有効であったuveal effusion syndromeの1症例

著者: 林田富美子1 清水勉1 岡村良一1

所属機関: 1熊本大学医学部眼科

ページ範囲:P.864 - P.865

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 緒言 1983年,Gassは,若干眼球は小さいが小眼球症とは言い難い中年男性の両眼に発症したuvealeffusion (以下UE)を紹介し,このような特発性UEをuveal effusion syndromeと命名した1).UEの病因が強膜肥厚による強膜透過性障害にあるという仮説より,sclerectomy & sclerostomyを考案し,その有効性を報告した2)
 今回,我々は,典型的なUEと思われる1症例2眼に,sclerectomy & sclerostomyを施行し,良好な結果を得,さらに,術前に螢光眼底検査において認められた脈絡膜循環時間遅延が,術後,改善したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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