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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻8号

1988年08月発行

文庫の窓から

眼科約説

著者: 中泉行信1 中泉行史1 斎藤仁男1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.1010 - P.1011

文献概要

 大学東校(東京大学医学部の前身)に初めて外国お傭教師としてミュルレル(Leopold Müller)が招聘され,外科の傍ら眼科を担当したのが明治4年(1871)であるが,明治8年(1875)に至り,シュルツェ(EmilAugust Wilhelm Schultze)が交代して外科に兼ねて眼科を教授した.これらの講義記録は当時学生であった山崎元脩等によって翻訳され,まとめられた.「医科全書」(49巻)は明治8年から同11年に至るまで刊行された外人教師の講義筆記である.
当時の眼科書といえば講義筆記と翻訳書が多かったが,明治初年から同20年頃までにわが国で発行された眼科書は20数種を挙げることができるが,そのほとんどが翻訳書か日講紀聞式の講義筆記であったといわれる.(鮫島近二博士)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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