文献詳細
文献概要
臨床報告 カラー臨床報告
コーツ病様変化をきたし高度な滲出性網膜剥離を呈した網膜静脈分枝閉塞症の1例
著者: 今泉寛子1 斉藤哲哉1 竹田宗泰1 上野哲治1
所属機関: 1札幌医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1025 - P.1029
文献購入ページに移動右眼上耳側,動静脈交叉部で静脈が閉塞し,毛細血管床閉塞,毛細血管瘤,新生血管を認め,閉塞領域と周囲の網膜血管から強い漏出が見られたが,網膜裂孔は認めなかった.
網膜下液の排出により嚢状の網膜剥離は消失したが,大量の滲出物のため閉塞領域の血管異常に対する治療が困難だった.
掲載誌情報