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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻9号

1988年09月発行

文献概要

臨床報告

Ocular myositisの2例

著者: 太田良枝1 佐藤綾司1 橋場のり子1 大平明彦1

所属機関: 1東大分院眼科

ページ範囲:P.1037 - P.1040

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 経過の異なる2症例の外眼筋炎を経験した.1例は,両眼に長期にわたり炎症発作を繰り返したためステロイドの内服を切り難い症例であった.肥厚した外眼筋の数や肥厚程度は再発と治療に応じて変化した.もう1例は,急性に発症し,片眼性の主として外直筋に炎症を生じ,外眼筋の拘縮を生じるという珍しい例であった.眼球運動速度検査とforced duction testから,外眼筋炎における眼球運動制限は,筋の収縮要素と伸展要素の両者,特に後者の障害により発生すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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