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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科42巻9号

1988年09月発行

文献概要

臨床報告

高齢者網膜剥離の特徴(3)

著者: 谷原秀信1 沖波聡1 丹尾知子1 小川奈保子2 荻野誠周3

所属機関: 1天理よろづ相談所病院眼科 2京都大学眼科 3愛知医科大学眼科

ページ範囲:P.1071 - P.1074

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 65歳以上の高齢者の裂孔原性網膜剥離273眼における手術成績と併発症について報告した.経過観察は最低6カ月で手術回数は総計330回であった.術前併発症は脈絡膜剥離,角膜混濁などがめだった.術式はジアテルミー凝固術にバックリング法を併用した方法が多かった.また初回手術で,輪状締結術が108眼に施行された.初回手術で273眼中258眼が復位したが,術後平均5.3カ月で33眼が再剥離した.術後視力は術前と比較して改善110眼,不変123眼,悪化40眼であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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