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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻10号

1989年09月発行

特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている

外来における診断のポイント—私はこうしている 主訴からみた疾患

変視症

著者: 松本長太1 坪井俊児1

所属機関: 1多根記念眼科病院

ページ範囲:P.1462 - P.1463

文献概要

 見ようとする物体が実際とは異なって変形して見える状態を変視症(metamorphopsia),見ようとする物体が実際より小さく見える状態を小視症(micropsia),見ようとする物体が実際より大きく見える状態を大視症(macropsia)という。小視症,大視症は変視症の特異な状態であるともいえる。各状態の原因は次の通り。
1.小視症
 器質的には黄斑部の浮腫などにより,黄斑部の視細胞間の距離が正常より離れるために起こるとされている.機能的には調節不全麻痺により生じる。また生理的には輻湊によっても生じる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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