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特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来における診断のポイント—私はこうしている 主訴からみた疾患
眼位の異常
著者: 後藤公子1
所属機関: 1大蔵省診療所
ページ範囲:P.1483 - P.1485
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斜視は種々の形とその組合せがある。そのためBritish Orthoptic Societyの分類をはじめたくさんの分類がある。よた斜視の形をそれぞれいろいろな名称でよんでおり,斜視が煩雑になる原因になっている。
一般にある内斜視と外斜視は単に目の位置が内側と外側にずれているだけのように思われている。しかし,内斜視の発生には内・外直筋の異常による運動系の因子が主であり、外斜視は外眼筋のバランスをみてもあまり異常はなく,暗い所では眼位はよく保たれ,ヘス氏チャートでは逆に内斜視の図を示すこともあることから,輻湊系の異常と融像力が弱い感覚系の異常が主体となる。このように内斜視と外斜視とは成因が異なることから内斜視と外斜視が共存することがある。
斜視は種々の形とその組合せがある。そのためBritish Orthoptic Societyの分類をはじめたくさんの分類がある。よた斜視の形をそれぞれいろいろな名称でよんでおり,斜視が煩雑になる原因になっている。
一般にある内斜視と外斜視は単に目の位置が内側と外側にずれているだけのように思われている。しかし,内斜視の発生には内・外直筋の異常による運動系の因子が主であり、外斜視は外眼筋のバランスをみてもあまり異常はなく,暗い所では眼位はよく保たれ,ヘス氏チャートでは逆に内斜視の図を示すこともあることから,輻湊系の異常と融像力が弱い感覚系の異常が主体となる。このように内斜視と外斜視とは成因が異なることから内斜視と外斜視が共存することがある。
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