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特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来における診断のポイント—私はこうしている 主訴からみた疾患
異物感
著者: 松原正男1
所属機関: 1東京共済病院眼科
ページ範囲:P.1494 - P.1495
文献購入ページに移動 異物感は主訴として多いものの一つである。眼表層部の軽度な異常によって生じ,主として眼瞼,結膜及び角膜に原因のあることが多い。異物感として表現されていることには乾燥感,疲労感などがふくまれていることがある。電気性眼炎や異物など病歴から推測のつく場合や,充血,眼脂など結膜炎症状の強い場合も診断は容易である。しかし,所見に乏しく診断の困難なことがあり,そのため,いつから,どのような時に,一日の中でどのような状況で,など詳細に問診を行い,丹念に診察の手順を踏むことが正しい診断へつながる。
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