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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻10号

1989年09月発行

文献概要

特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来における診断のポイント—私はこうしている 主訴からみた疾患

充血

著者: 弓削経夫1

所属機関: 1弓削眼科診療所

ページ範囲:P.1499 - P.1501

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 結膜の充血は極めて頻度の高い主訴/所見である。球結膜の充血を伴わない瞼結膜の充血は結膜炎の項を参照されたいが,鑑別診断にあたって問題となるのは通常球結膜の充血である。
 球結膜の充血は毛様充血との鑑別が必要である。しかし毛様充血は通常結膜充血をともなうので,本項では球結膜の充血を見た場合の外来における診療の順序と想定すべき疾患について,両者を特に区別せずに述べてみた。また一般臨床上重要なビールス性伝染性結膜炎をまず鑑別するという意味あいから,瞼結膜の所見を反映している球結膜の浮腫,腫脹は重要な参考所見である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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