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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻10号

1989年09月発行

文献概要

特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来診療のポイント—私はこうしている 所見からみた疾患

虹彩異常

著者: 林清文1

所属機関: 1東京都職員共済組合青山病院

ページ範囲:P.1541 - P.1543

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 虹彩の異常所見としては,ルベオーシス,萎縮,欠損,瞳孔膜遺残,腫瘤,結節,離断,癒着,異色などがあげられる.原因としては,ぶどう膜炎,外傷,異物,先天性異常,腫瘍(悪性・良性),糖尿病などの全身疾患などがある。先天性異常や,外傷性の変化による虹彩異常の中には、自覚症状に乏しく,かつ進行しないものは,特に処置を要しないが,ぶどう膜炎や,腫瘍,ルベオーシスをきたす疾患,異物,重篤な外傷など,虹彩に異常をきたす多くの疾患は,迅速な処置が必要なため,的確な診断を早期から要求される。
 ここでは,前述した,虹彩異常の各所見ごとに診断に至る検査方法と,各診断への対策について記す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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