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特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 集学的治療に必要な他科の知識
ベーチェット病—いま,皮膚科では
著者: 石川英一1
所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.1650 - P.1651
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ベーチェット病は,病変部に好中球が,選択的に浸潤する,非感染性炎症性疾患で,長期にわたって再発を繰り返す。主として皮膚及び眼を侵すが症例によっては,脳神経系,大血管,消化管に病変を認める。皮膚では好中球とともに,リンパ球浸潤,出血,血管炎を認める事もある。病因についてはなお不明であり,ウイルス説,細菌アレルギー説,組織成分に対する自己免疫説などがある。近年では,膠原病類症とする見方が有力である。
ベーチェット病は,病変部に好中球が,選択的に浸潤する,非感染性炎症性疾患で,長期にわたって再発を繰り返す。主として皮膚及び眼を侵すが症例によっては,脳神経系,大血管,消化管に病変を認める。皮膚では好中球とともに,リンパ球浸潤,出血,血管炎を認める事もある。病因についてはなお不明であり,ウイルス説,細菌アレルギー説,組織成分に対する自己免疫説などがある。近年では,膠原病類症とする見方が有力である。
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