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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻12号

1989年11月発行

文献概要

臨床報告

正常者における静的フリッカー中心視野の検討

著者: 宇山孝司1 松本長太1 宇山令司1 大鳥利文1

所属機関: 1近畿大学医学部眼科

ページ範囲:P.1863 - P.1867

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 中心30°以内の静的フリッカー視野を年齢別に正常者において検討を行った。対象は20歳代,30歳代,40歳代,50歳代の正常者10名づつ,合計40名である。
 結果として正常静的フリッカー視野(中心30°以内)は中心部が最も高く,周辺に向かって感度が低下する比較的なだらかな島状を呈し,不規則な凹凸はほとんどみられなかった。しかし,測定点毎の測定値には大きな個人差がみられた。また測定値の加齢による有意差は認めなかった。この結果より,静的フリッカー視野の正常—異常の判定基準を作成した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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