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臨床報告
一卵性品胎の1女児にみられた第二色覚異常について
著者: 横田章夫1 辛米子1 関亮1 坪田一男2
所属機関: 1獨協医科大学眼科 2国立栃木病院眼科
ページ範囲:P.1911 - P.1915
文献購入ページに移動仮性同色表,Panel D-15テスト,100 hueテスト,アノマロスコープの結果は定型的な先天性第二色弱で,左右差を認めなかった。視力,視野,フリッカー値,眼底検査を含む眼科一般検査では異常はみられなかった。染色体検査は46XXと正常であった。家系調査では,3胎の他の2児,兄,父親,母親に色覚異常はなく,母方の祖父に第二色盲を認めた。検査の結果によりこの女児は先天性第二色弱と考えられたが,いかなる機序により一卵性品胎のうち1人に先天性色覚異常が出現したかは不明である。
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