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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻13号

1989年12月発行

文献概要

臨床報告

後極部後嚢下混濁から進展した後円錐水晶体の1家系

著者: 牧野伸二1 中山正1 大滝千秋1

所属機関: 1岡山赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1949 - P.1953

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 後極部後嚢下混濁より初発し,後円錐水晶体へ進展した兄弟2例3眼を報告した。兄弟と母親がアトピー素因を有していた。アトピー性後嚢下混濁により脆弱となった後嚢が,調節の結果として,後方に突出し,後円錐水晶体を形成したものと考えた。治療としては,経毛様体扁平部水晶体摘出術(pars plana lensectomy, PPL)の2ポート法が術中合併症への対応の容易さからみて最適であると考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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