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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻13号

1989年12月発行

文献概要

臨床報告

両眼に中心性漿液性脈絡膜症を発症した傍中心型網膜色素変性症の1例

著者: 山口克宏1 金原洋子1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科

ページ範囲:P.1954 - P.1956

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 両眼に中心性漿液性脈絡膜症を発症した傍中心型網膜色素変性症の症例を経験した。症例は35歳の男性で,両眼底に傍中心型網膜色素変性症に特徴的な黄斑部を輪状に取り囲む網膜色素変性巣に加えて,黄斑部の漿液性網膜剥離が認められた。黄斑部の病変は螢光眼底撮影所見より中心性漿液性脈絡膜症と診断さた。これまで傍中心型網膜色素変性症の眼合併症に関する報告はなく,きわめて稀な症例と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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