icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻2号

1989年02月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(1)1988年9月 東京 学会原著

Behçet病におけるInterleukin−2レセプター陽性細胞(IL−2R)の解析

著者: 小暮美津子1 高橋義徳1 若月福美1 福田尚子1 川本麻也1 横松由季1

所属機関: 1東京女子医大眼科

ページ範囲:P.133 - P.137

文献購入ページに移動
 二重螢光染色の手技を用いて,Behçet病患者105例の末梢血活性化Tリンパ球の種類およびTリンパ球の機能亜群を分析した。
 対照にくらべてBehçet病では,活性化されたT細胞およびB細胞がともに有意に増加していた。活性化T細胞の中では,対照にくらべて活性化Leu2a細胞(細胞障害性/サプレッサーT)に有意の増加がみられた。
 サプレッサーT細胞は眼発作開始直後に増加し,発作中は高値を維持し,眼発作直前にくらべ有意の差を認めた。
 ヘルパーT細胞は眼発作直前から発作開始時にかけて高い傾向がみられた。
 シクロスポリン内服例のサプレッサーT細胞は,非内服例にくらべて高値であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?