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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(1)1988年9月 東京 学会原著
Behçet病におけるInterleukin−2レセプター陽性細胞(IL−2R+)の解析
著者: 小暮美津子1 高橋義徳1 若月福美1 福田尚子1 川本麻也1 横松由季1
所属機関: 1東京女子医大眼科
ページ範囲:P.133 - P.137
文献購入ページに移動対照にくらべてBehçet病では,活性化されたT細胞およびB細胞がともに有意に増加していた。活性化T細胞の中では,対照にくらべて活性化Leu2a細胞(細胞障害性/サプレッサーT)に有意の増加がみられた。
サプレッサーT細胞は眼発作開始直後に増加し,発作中は高値を維持し,眼発作直前にくらべ有意の差を認めた。
ヘルパーT細胞は眼発作直前から発作開始時にかけて高い傾向がみられた。
シクロスポリン内服例のサプレッサーT細胞は,非内服例にくらべて高値であった。
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