文献詳細
特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(1)1988年9月 東京
学会原著
Exfoliation syndromeの発生頻度
著者: 布田龍佑1 清水勉1 小島祐二郎1 古賀市郎1 古吉直彦1 佐藤真由美1
所属機関: 1熊本大学医学部眼科
ページ範囲:P.164 - P.168
文献概要
眼科外来で発見されたexfoliation syndrome158名中,77名(48.7%)に緑内障が認められたが,その頻度は年齢とともに増加していなかった。開放隅角緑内障に占めるexfoliation syndromeを伴う緑内障(水晶体嚢緑内障)の割合は54.6%であり,とくに70歳をすぎると高率であることから,高齢者の開放隅角緑内障は,まず水晶体嚢緑内障を考慮する必要がある。
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