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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(1)1988年9月 東京 学会原著
ヒト水晶体におけるsuperoxide dismutase活性の局在について—白内障水晶体と透明水晶体との比較検討
著者: 関根康生1 本村幸子2 原田勝二3 小湊慶彦4
所属機関: 1筑波大学附属病院眼科 2筑波大学臨床医学系眼科 3筑波大学社会医学系法医学 4富山医科薬科大学法医学
ページ範囲:P.169 - P.171
文献購入ページに移動・白内障水晶体20例,透明水晶体11例の両方において,周辺部のほうが,中心部よりSOD活性が高かった。これは赤道部のほうが,中心部より細胞の活動性が高いためと思われた。中心部の周辺部に対するSOD活性の比率は,透明水晶体と白内障水晶体ではほぼ同程度であった。水晶体の中心部,周辺部の双方において透明水晶体のほうが白内障水晶体よりもSOD活性が高かった。
・白内障水晶体においては,活性酸素に対する防御機構が透明水晶体より低い水準にあることがわかった。
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