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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻2号

1989年02月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(1)1988年9月 東京 学術展示

小瞳孔白内障手術に対する後房レンズ移植

著者: 篠原美紀子1 吉田秀彦1 陳嘉涵1 洪碩諶1 大草義彰1 坂田道子1 千原小夜子1 李薫1 田中秀子1

所属機関: 1大阪赤十字病院眼科

ページ範囲:P.190 - P.191

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 緒言 今日,後房レンズは白内障手術後の視力矯正の主流となっている。後房レンズを移植するためには,手術時に十分な散瞳が必要である。しかし,緑内障や併発白内障の症例では十分な散瞳の得られない場合も少なくない。この様な小瞳孔の例に対し2種類の手術方法で後房レンズ移植を行い,各々の方法の利点,欠点につき検討した。
 対象・原因 対象は大阪赤十字病院眼科において1987年7月から1988年8月まで14ヵ月間に行った後房レンズ移植323眼のうち,術前の最大散瞳径が5mm以下であった13例17眼である。その原因別のうちわけは,閉塞隅角緑内障6例,開放隅角緑内障3例,偽落屑症候群2例,ぶどう膜炎後の虹彩後癒着1例,原因不明の虹彩後癒着1例,人工的無水晶体眼1例である。17眼中11眼に虹彩後癒着が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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