icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻2号

1989年02月発行

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(1)1988年9月 東京

学術展示

糖尿病における角膜内皮障害

著者: 藤沢久美子1 伊賀俊行1 片上千加子1 井上正則1 山本節1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科

ページ範囲:P.204 - P.205

文献概要

 緒言 糖尿病患者では,白内障手術や硝子体手術後に容易に角膜浮腫を来すことが経験され,その原因として角膜内皮細胞の障害が重視されている。スペキュラーマイクロスコープによる角膜内皮の観察により糖尿病患者では内皮細胞の形態的変化が生じることが指摘されているが,年齢,糖尿病年数,コントロール状態などの因子との関係については意見の一致をみていない。今回われわれは,糖尿病患者の角膜内皮障害と諸因子との関係について検討したので報告する。
 対象および方法 対象は8歳から61歳の糖尿病患者62人62眼と年齢をマッチングさせた正常対象者17人34眼である。各々の内訳は次の通りである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら