icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻2号

1989年02月発行

文献概要

臨床報告

鋸状縁の形態 Ⅲ.—異常に深い鋸状縁湾と包囲された鋸状縁湾

著者: 永田豊文1 町田拓幸1 渡邊郁緒1

所属機関: 1浜松医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.247 - P.250

文献購入ページに移動
 著者らは先の検索において,208眼を圧入子付きコンタクトレンズを用いて細隙灯顕微鏡で観察し,異常に深い鋸状縁湾を6.4%の眼に,包囲された鋸状縁湾を3.4%の眼に認めた。今回はさらに症例を加え,異常に深い鋸状縁湾21個,包囲された鋸状縁湾11個について形態学的特徴を検討した。1)両者とも水平子午線付近や鼻上側に多く分布し,2)鋸状縁よりかなり後方に陥入した湾を持ち,3)子午線隆起を伴うものが多く,4)両側の鋸状縁歯間の毛様体扁平部は顆粒状の表面を持ち,色素増殖を伴うことが多く,5)僚眼に両構造のいずれかを持つ例が多かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら