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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻3号

1989年03月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(2)1988年9月 東京 学会原著

桐沢—浦山型ぶどう膜炎におけるウイルス粒子の検索

著者: 井上博1 臼井正彦1 長谷見通子1 高村健太郎1 関文治1 市側稔博1

所属機関: 1東京医科大学眼科

ページ範囲:P.307 - P.311

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 桐沢—浦山型ぶどう膜炎5症例5眼から得られた硝子体切除片の電顕的検索および他のウイルス学的検索を行った。またウイルス粒子の検出と,抗ウイルス薬や試料採取時期との関連についても検討を行い,以下の結果を得た。
 1.3症例にウイルス様粒子が,1症例に水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の形態学的特徴である細片状のcoreを有するウイルス粒子が観察された。
 2.これらのウイルス粒子は,眼内ウイルス抗体率やウイルス抗原の検索によりVZVであることが確認された。
 3.抗ウイルス薬(アシクロビル)が投与されている症例のウイルス粒子の検出は,試料採取までの期間が短く,発症から投与までの期間が長く,かつ総投与量が少ないものほど可能であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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