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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(2)1988年9月 東京 学会原著
老人性黄斑円孔—その3.黄斑円孔の形成過程
著者: 湯沢美都子1 萩田勝彦1 松井瑞夫1
所属機関: 1日本大学医学部眼科
ページ範囲:P.351 - P.355
文献購入ページに移動1)老人性特発性黄斑円孔の前段階は,螢光眼底造影で中心窩領域にwindow defectによる過螢光がみられる臍状病巣および臍状嚢胞であった。
2)円孔の形成過程には,臍状病巣,臍状嚢胞の中央に小円孔が出現し,これが拡大するものと,臍状病巣,臍状嚢胞の隆起部辺縁に生じた裂隙が拡大し,opeculumがみられるようになるものの,2つの様式があった。
3)臍状病巣,臍状嚢胞では,後部硝子体剥離が孔形成の引き金になる場合の多いことが確認された。
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