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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻3号

1989年03月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(2)1988年9月 東京 学術展示

緑内障による視神経障害に対するメチルB12の薬効評価多施設共同二重盲検法による比較検討

著者: 東郁郎1 真鍋禮三2 三木弘彦3 宇山令司4 吉田禮子5 中谷一6 木下渥7 清水芳樹2 須田秩史8 西川憲清9 徳岡覚1 坂口一之10

所属機関: 1大阪医大 2大阪大学 3関西医大 4近畿大学 5大阪回生病院 6大阪厚生年金病院 7市立堺病院 8日生病院 9大阪警察病院 10大阪府立病院

ページ範囲:P.404 - P.406

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 緒言 慢性緑内障,ことに原発開放隅角緑内障が進行性の視野欠損を特徴とする疾患であり,視野の維持のためには眼圧のコントロールが重要である。しかし単に眼圧の正常化だけでは不十分で,視神経(乳頭)障害に対しては眼圧以外の因子(乳頭の解剖学的構築上の要因や循環の要因)が関与していると考えられる。
 Vitalnin B12のうちで,神経細胞内小器官への移行に優れ,神経細胞内での核酸・蛋白の合成を促進し,神経組織を修復する上で有用とされるメチルコバラミン(メチコバール®)を,眼圧が調整されている慢性緑内障患者を対象に長期間経口投与して,視野への有効性および有用性を多施設共同二重盲検群間比較法により検討することを目的とした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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