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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(2)1988年9月 東京 学術展示
眼内液生検により診断しえたB細胞性眼内悪性リンパ腫
著者: 大島浩一1 曾我部由香1 清水慶一1 松尾信彦1 元井信2
所属機関: 1岡山大学医学部眼科 2岡山大学医学部第二病理
ページ範囲:P.418 - P.419
文献購入ページに移動最近我々は,54歳の男性で,定型的な眼底所見を示さない眼内悪性リンパ腫の症例を経験した。当初,診断に迷ったが,眼内液を数種類の細胞学的検査法を併用して検討したところ,眼内悪性リンパ腫,大細胞型,B細胞性と診断できた。とくに免疫細胞化学の応用は,眼内悪性リンパ腫の早期診断に有用と思われたので,以下に述べる。
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