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臨床報告
緑内障を合併した表皮母斑症候群の1例
著者: 横江志保1 松尾信彦1 白神史雄1 小山雅也1 豊田英治1 辻俊彦1 古谷朱美1 萬代宏2 寺崎智行3
所属機関: 1岡山大学医学部眼科 2岡山済生会病院眼科 3岡山済生会病院小児科
ページ範囲:P.441 - P.444
文献購入ページに移動眼科的所見としては,右眼は牛眼の状態であり,右眼の上眼瞼腫瘍,両眼の角結膜腫瘍,角膜混濁,角膜新生血管を認めた。また左眼眼底には4ヵ所に隆起性病変がみられ,眼窩CTでは眼球後方に高吸収域の腫瘤様陰影がみられた。病理組織学的には角結膜腫瘍はepibulbar complex choris—tomasであった。
先天性緑内障を合併した原因としては,本症候群は外胚葉系の異常を主体としており,先天性緑内障の発生が外胚葉系のneural crestの異常によることに関連しているのではないかと考えた。
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