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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(3)1988年9月 東京 学会原著

コンピューター画像解析(IMAGEnet)による視神経乳頭陥凹の立体計測

著者: 難波克彦1 白柏基宏1 福地健郎1 岩田和雄1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科

ページ範囲:P.535 - P.538

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 コンピューター画像解析装置(Topcon IMAGEnet)を用い,立体眼底写真による視神経乳頭陥凹の立体計測を行い,その再現性について検討した。対象は浅い陥凹2眼,斜めの陥凹2眼,深い陥凹3眼,計7眼である。測定値の変動係数は垂直C/D比4.6%,水平C/D比8.7%,陥凹容積14.6%,Rim面積5.0%,Rim面積/乳頭面積4.4%で,従来の方法とほぼ同じ結果であった。深い陥凹はいずれのパラメーターの測定も安定しているのに対し,浅い陥凹や斜めの陥凹では水平C/D比,陥凹容積での変動が大きかった。
 IMAGEnetによる乳頭陥凹の立体計測は緑内障の経過観察に有用であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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