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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(3)1988年9月 東京 学術展示

ゴルフボールによる眼外傷

著者: 高橋信子1 関戸信雄1 小島孚允1 箕田健生1

所属機関: 1帝京大学市原病院眼科

ページ範囲:P.596 - P.597

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 緒言 近年のゴルフ人口の増加は目覚しく,我々の日常外来においても,ゴルフボールによる眼外傷は比較的頻度も高く,重傷例が多い。しかるに,これに関する詳細な報告は内・外共に未だみられていない。今回我々は1986年5月から1988年1月までの1年9ヵ月間に当科を受診したボール眼外傷100症例のうち,ゴルフボールによる12症例につき検討を行い,興味ある知見を得たのでここに報告する。
 症例 各症例を表1に示す。症例1〜7の7例(58.3%)は軽症例で,後遺症無く治癒したが,症例8〜12の5例(41.7%)は重症例で高度の後遺症を残し,最終視力は症例10で0.1,症例11,12は眼球摘出となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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