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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(3)1988年9月 東京 学術展示

同時発症のtrilateral retinoblastomaと思われた1症例

著者: 矢ヶ崎悌司1 木村英次1 水野計彦2 星野元宏2

所属機関: 1岐阜県立多治見病院眼科 2名古屋大学医学部眼科

ページ範囲:P.612 - P.613

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 緒言 松果体は下等脊椎動物ではphotoreceptorとしての機能を有し,形態的にも網膜のphotorece-ptor cellと類似しており,「第3の目」ともいわれている.1980年,Baderら1)が系統発生学的関係より,松果体腫瘍と両側網膜芽細胞腫の合併例をtrilateral retinoblastoma (三側性網膜芽細胞腫)と名づけて症例報告をして以来,海外で40例,本邦では2例が報告されている。今回,我々は同時発症の三側性網膜芽細胞腫と思われる1例を経験したので報告する。
 症例 患者:生後3ヵ月,女児。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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