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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻4号

1989年04月発行

臨床報告

糖尿病性局所黄斑部浮腫に対するダイレーザー光凝固療法

著者: 池田誠宏1 佐藤圭子1 三木徳彦2 石川浩子2 河野剛也2

所属機関: 1大阪市立城北市民病院眼科 2大阪市立大学医学部眼科

ページ範囲:P.631 - P.634

文献概要

 糖尿病性局所黄斑部浮腫に対してダイレーザーによる光凝固を行い,その有効性を検討した。光凝固の波長はヘモグロビンに最も吸収率の高い577nm (黄色)を用いた。光凝固は、螢光眼底造影で透過性亢進を示す毛細血管瘤を目標とした。局所黄斑部浮腫に対する光凝固後4ヵ月以上の経過観察が行えた26例34眼を対象とした。視力予後は,改善17,不変15,悪化2であり,術前視力0.1以上と0.1未満の2群間に有意の差はなかった。controlled studyは行っていないものの,577nmの波長を用いた直接光凝固の有効性が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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