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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻4号

1989年04月発行

文献概要

臨床報告

Multiple evanescent white dot syndromeのリンパ球サブセット

著者: 山口克宏1 金原洋子1 渡辺誠一1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科

ページ範囲:P.651 - P.653

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 Multiple evanescent white dot syn-dromeは,急性の視機能低下で発症し,眼底に黄白色斑が多発性に出現し,早い経過で消失する疾患である。我々は,本症と考えられる3症例のリンパ球サブセットを調べた。その結果,OKT3,OKT4,OKT8,OKT4/OKT8,OKIa1,OKB7は正常であったが,OKM1はやや増加し,OKT9およびOKT10は有意に高値を示した。OKT9とOKT10は,Tリンパ球が分化する初期の段階で出現するearly thymocyte抗体であり,本疾患における免疫反応の関与が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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