icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻4号

1989年04月発行

文献概要

臨床報告

他覚的視力測定のVisuo-technology

著者: 安達恵美子1

所属機関: 1千葉大学医学部眼科

ページ範囲:P.655 - P.658

文献購入ページに移動
 他覚的な視力測定として,現時点では視運動性眼振法,Preferential looking法,そして視覚誘発電位を用いたものの3つが行われている。なかでも視覚誘発電位は,大脳皮質での電位変化をとらえているために期待は大きい。その発展のためには,誘発電位の特性を知った上での刺激,記録装置のむだのない使用が望まれる。パターン刺激装置としてのプロジェクター,レーザー干渉縞,LED,反射鏡面,ミラーガルバノメーター,CRTの各種を用いた方式について,その特性,利点,欠点をまとめた。CRT方式が一般に普及しているが,他の3種のパターン発生装置も図示した。
 さらに記録装置として,加算平均器,lock-inamplifier,予想フィルター,フーリエ解析を応用した4種を比較検討した。加算平均器以外の記録方法には,その本質を無視すると危険であること,加算平均器にまさる記録器はないという結論を述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら