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臨床報告
文献概要
他覚的な視力測定として,現時点では視運動性眼振法,Preferential looking法,そして視覚誘発電位を用いたものの3つが行われている。なかでも視覚誘発電位は,大脳皮質での電位変化をとらえているために期待は大きい。その発展のためには,誘発電位の特性を知った上での刺激,記録装置のむだのない使用が望まれる。パターン刺激装置としてのプロジェクター,レーザー干渉縞,LED,反射鏡面,ミラーガルバノメーター,CRTの各種を用いた方式について,その特性,利点,欠点をまとめた。CRT方式が一般に普及しているが,他の3種のパターン発生装置も図示した。
さらに記録装置として,加算平均器,lock-inamplifier,予想フィルター,フーリエ解析を応用した4種を比較検討した。加算平均器以外の記録方法には,その本質を無視すると危険であること,加算平均器にまさる記録器はないという結論を述べた。
さらに記録装置として,加算平均器,lock-inamplifier,予想フィルター,フーリエ解析を応用した4種を比較検討した。加算平均器以外の記録方法には,その本質を無視すると危険であること,加算平均器にまさる記録器はないという結論を述べた。
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