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色覚異常
著者: 深見嘉一郎1
所属機関: 1福井医大
ページ範囲:P.669 - P.673
文献購入ページに移動1.視神経疾患における青錐体系反応の易障害性について
〇三原 敬(慈恵医大)・北原 健二・松崎 浩
視神経疾患における青錐体系反応の易障害性を検索する目的で,視力障害がほぼ正常に回復した症例における分光感度特性について検討した。2系列のマックスウエル視光学系を使用し,背景野を視覚8度で,1,000 photopic trolandsに設定し,検査光の波長は400nmから700nmまで,大きさは視角1度で,呈示時間を200msecとした。片眼のみに視力および視野障害のみられた視神経疾患につき分光感度測定を施行し,健眼と患眼の分光感度を比較した。患眼の分光感度は視力がほぼ回復した時点においてもなお健眼と比較して,主として青錐体系の反応の低下が残存し,視神経疾患においては主として青錐体系の反応の回復が遅れることが示された。
〇三原 敬(慈恵医大)・北原 健二・松崎 浩
視神経疾患における青錐体系反応の易障害性を検索する目的で,視力障害がほぼ正常に回復した症例における分光感度特性について検討した。2系列のマックスウエル視光学系を使用し,背景野を視覚8度で,1,000 photopic trolandsに設定し,検査光の波長は400nmから700nmまで,大きさは視角1度で,呈示時間を200msecとした。片眼のみに視力および視野障害のみられた視神経疾患につき分光感度測定を施行し,健眼と患眼の分光感度を比較した。患眼の分光感度は視力がほぼ回復した時点においてもなお健眼と比較して,主として青錐体系の反応の低下が残存し,視神経疾患においては主として青錐体系の反応の回復が遅れることが示された。
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