文献詳細
特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学会原著
文献概要
黄斑部にびまん性浮腫のある糖尿病性黄斑症18例25眼に対して,dyeレーザーによる格子状網膜光凝固を施行した。その結果,術後2段階以上の視力の改善が7眼(28%)にみられ,黄斑浮腫の改善は16眼(64%)であった。12例での静的視野(中心30°)による計測では有意な術後の感度低下を認めなかった。総合判定において,有効群は16眼,64%であり,不変群は7眼,28%,悪化群は2眼であった。dyeレーザーの波長による相違は認めなかった。
dyeレーザーによる格子状網膜光凝固は有効であると考えられた。
dyeレーザーによる格子状網膜光凝固は有効であると考えられた。
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