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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻5号

1989年05月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京 学会原著

エアーガンによる角膜内皮障害の検討

著者: 酒井亮一1 広辻徳彦1 坂口仁志1 森下清文1 中島正之1 渡辺千舟1

所属機関: 1大阪医科大学眼科

ページ範囲:P.748 - P.750

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 玩具エアーガンの玉BB弾で角膜を直撃された7歳と13歳の症例に対して,角膜内皮細胞を長期観察した。2例とも虹彩毛様体炎,前房出血等を起こし,著明な視力障害を来した。安静などにより視力は改善したが,受傷部の角膜内皮細胞は初期に著明な大小不同と膨化傾向を示し,その傾向は4〜6ヵの期間変化しなかった。将来,角膜混濁などの障害を生じる可能性があり,さらに長期にわたる経過観察が必要と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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