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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京 学会原著
未熟児網膜症発生状況の国際分類による検討
著者: 佐藤健二1 登坂良雄1 川野修司1 藤井青1 小田良彦2
所属機関: 1新潟市民病院眼科 2新潟市民病院小児科
ページ範囲:P.759 - P.762
文献購入ページに移動1)74例(25.9%)に網膜症が発症し,うち28例(9.8%)がStage 3以上に進行した。
2) Zone Ⅱに属する47例中30例(63.8%)が,Stageの何如に拘わらずExtent 6時以上に広がっていた。その重症度は多岐にわたるため,慎重な経過観察が必要である。
3)(+) Diseaseは10例(3.5%)に認められた。全例がZone Ⅱ以下に属し,Stage 3以上に進行した。
4)初診時における無血管領域の幅が鋸状縁より4乳頭径を越える症例は,Stage 3以上に進行する率が有意に高かった。
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